
遺伝的な要因が強い
そばかすを改善・予防
そばかすは主に遺伝によって引き起こされますが、紫外線の影響も大きいです。
治療方法としては、紫外線対策が基本となり、日焼け止めや帽子、日傘の使用が重要です。
当院では、レーザーを使用しての治療を主に行っています。
遺伝的要因を完全に取り除くことはできませんが、適切なスキンケアで予防と改善が可能です。
そばかすができる原因

紫外線
そばかすの主な原因は紫外線です。紫外線を浴びるとメラニンが生成され、これが過剰に反応すると、そばかすになって現れます。遺伝的な要素との関係性も深く、生まれつきそばかすが目立ちやすい人もいます。そばかすを予防するための対策としては、日焼け止めや帽子、日傘を多用しながら、徹底して紫外線を避けることが有効です。

遺伝的要因
そばかすが現れやすいのは、遺伝的にメラニンを過剰生成しやすい肌質の人です。白人や色白の人のそばかすが目立ちやすいのは、親から受け継いだ遺伝子が関与しているためと考えられています。そのような肌質の人も、日光を避けることにより、そばかすが目立つことを防ぎやすくなります。このため、紫外線対策が重要です。
そばかすの治療方法
Qスイッチルビーレーザー

Qスイッチルビーレーザーは、メラニン色素に特に高い吸収率を示す波長を持ち、そばかすなどの色素性のトラブルに対して優れた効果を発揮します。
強力なレーザー光を使用し、周囲の組織にダメージを与えることなく、メラニン色素だけを選択的にターゲットとして破壊します。
そばかすなどの色素疾患は、いずれもメラニン色素が原因で発生しているため、メラニンに特化したレーザーを使用することが非常に効果的です。
Qスイッチルビーレーザーでの治療のメリット
皮膚へのダメージを低減
Qスイッチルビーレーザーに求められる最も重要な性能は、ターゲットであるメラニン色素を確実に破壊できることです。
この機種では、レーザー照射エリアのエネルギー密度を均等にする技術を取り入れており、エネルギーのムラをなくすことにより、過剰な皮膚ダメージや不十分なメラニン破壊を防ぎます。
もしエネルギー密度に偏りがあれば、そばかすを効果的に除去することが難しくなります。
また、照射エリアの形状も、複雑なそばかすの形に合わせて調整可能で、少ないダメージで確実な効果を得られるように工夫されています。
操作性が良く正確な治療が可能
レーザー機器で重要な要素のひとつは、操作性です。操作性が良ければ、治療効果が向上します。
出力性能が優れていても、操作性が悪いと、正確で繊細な治療は難しく、その機能を十分に活かせません。さらに、操作性の悪さは照射の不正確さを引き起こし、時にはリスクを伴うこともあります。優れた機器は、出力性能と操作性の両方がバランスよく備わっていることが必要です。
Qスイッチルビーレーザーは、ハンドピースが使いやすく、動かしやすい設計になっており、高い自由度で正確な治療が可能です。
低出力の照射でお肌のダメージ減
Qスイッチルビーレーザーは、低出力での照射が可能という大きな利点があります。この特性は、特に濃い色のそばかすの治療において圧倒的に有利です。
理想的なのは、最小限の肌ダメージでそばかすを除去することですが、色が薄い場合、レーザーに対する反応が弱いため、出力を強くしないと必要な反応が得られません。しかし、出力を調整できない機器では、過剰な反応が起きてしまい、肌に余計なダメージを与えるリスクがあります。
Qスイッチルビーレーザーは、濃いそばかすにも出力を細かく調整できるため、必要な反応を得ながら、肌へのダメージを最小限に抑えることが可能です。
治療の流れ
カウンセリング
専門医による診察で、そばかすの原因や状態を確認し、適切な治療方法を提案します。
遺伝的要因や紫外線の影響を考慮し、個別の治療計画が立てられます。
施術
肌の色やそばかすの濃さに合わせて、適切な設定でレーザーを照射します。
照射後は、炎症を抑えるために軟膏を塗布してケアを行います。
施術後のケア
施術後は、アフターケアについて詳しくご説明いたします。
施術当日の夜は、こすらず優しく洗顔し、水分を軽く押さえた後、購入いただいたテープを貼ってください。その後、約2週間はテープを貼り続けていただきます。
テープは、自然に脱落するまで、お風呂などで無理に取り替えず、そのまま使用してください。
再診
レーザー照射から約2週間後に再診をお願いいたします。
テープと一緒にカサブタが自然に剥がれると、元々のそばかすは完全に除去され、新しい肌が再生されます。
治療費用
※掲載の費用は税込の金額です。
| 再診 | 1,100円 |
|---|---|
| ルビーレーザー治療パック | 11,000円(麻酔、保護シート1枚含む) |
| Qスイッチレーザー 100ショット(増減あり) | (275×100ショット)27,500円 |
| ハイドロコロイドシート(保護シート)4枚 | (2200円×3)6,600円 |
| 治療期間 | 1日・その後3ヶ月程度様子見後、来院 |
|---|---|
| 来院回数 | 1回 |
治療についての注意事項
- 光線過敏症の方や光感受性を高める薬を服用している方、治療部位に皮膚がんの疑いがある方、金の糸(リフトアップ目的)を入れている方、リウマチ治療で金製剤を使用したことがある方、また治療部位に肌色や白色の刺青・アートメイクが施されている方は、施術を受けることができません。
リスク・副作用
- アフターケアが不十分な場合、色素沈着が定着することがあります。
- 通常以上の強いダメージを受けた場合、瘢痕が残ることがあります。
- 肝斑の影響や体質によって、濃い色素沈着が発生することもあります。
- 短期間での再照射や高出力での照射が行われた場合、脱色素(白斑化)が生じることがあります。
- 光アレルギー反応が現れることもありますので、注意が必要です。
- 保険適用外の自由診療となります。
未承認医療機器の使用について
- 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
- 入手経路:国内販売代理店経由「ジェイメック」(https://www.jmec.co.jp/)で入手
- 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無:無し
- 諸外国における安全性等に係る情報に関して:重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
- 医薬品副作用被害救済制度について:万が一、重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
